職業実践専門課程
さまざまな環境で開発ができるよう、ゲームエンジンなどの開発ツールはもちろん、ツールに頼らず一からプログラムを組んでゲームを制作する技術を学びます。
CGや画像処理、ドキュメント技法なども学ぶことでゲーム作品はもちろん、就職活動時に企業へ提出するゲームの仕様書作成などにも反映されます。
ゲーム開発はチーム制作が基本となるため、チーム内での役割分担や協調性を意識し、仲間と協力して作品を制作します。卒業後、社会に出てからも必須のスキルとなります。
C#やC++などのプログラミング言語を用いて、企画や構成に従いゲームを構築する仕事。
プロデューサーやディレクターからの指示を受け、ゲーム全体のルールやキャラクターなどの具体的な企画の提案をする仕事。
ユーザーの動向やダウンロード数の増減などをマネジメントする仕事。作品を生み出すクリエイターよりは「サービス業」としての位置づけが強いポジション。
プレイしながら仕様通りに動作が進められるか不具合の箇所や頻度などをチェックし、その後開発者へ報告する仕事。
QAとは、「Quality Assurance」の略で、ソフトウェアの品質全体を管理する仕事。
情報技術の技術者たちの総称。
※時間割は業界の変動にあわせ、変更する場合があります。
ゲーム制作に必要な基礎知識を習得した上で、専門スキルを磨いていきます。
ゲーム制作初心者でも基礎から進めていくので、安心して学べます。
Microsoftが独自開発した言語で、パソコンゲームやWebアプリケーションの開発、システム開発などで使用。C++とJavaの良い点が導入されています。汎用性が高く習得しやすい言語で、さまざまな環境で動作することができます。また、C#は多くのゲーム開発でつかわれる「Unity」と呼ばれる開発環境を扱うことのできる唯一の言語で、ゲーム制作を始めてみたい人にも向いています。
汎用性の高いC言語を改良して、さらに高度な開発を可能にした言語で高速な処理が可能です。IT分野では大規模システム、AI、IoT、ロボット制御などに用いられ、電化製品の内部のプログラムにもつかわれています。C言語を勉強した次のステップとしてC++の習得にチャレンジする人も多くいます。習得するのは難しいですが、覚えると自分がつくれるプログラムの幅が広がります。
ゲームエンジンの世界シェア率No.1。ゲームをつくるためのツールで、プログラミングなしでゲーム制作が可能となっており、Unityでつくったゲームはほぼすべての端末で利用できます。Unityはゲームのみならずバーチャル技術にも応用されており、医療やセキュリティ関連にその技術が役立てられています。授業では、Unityをつかって東京ゲームショウに出展するゲームなどを制作します。
「Unity」に次いで世界シェアNo.2を誇るUnreal Engineは、機能が充実しているため操作が複雑です。3D技術が優れており、リアルで美しいビジュアルを表現できるなど、映像制作やグラフィックの作成が得意なゲームエンジンです。そのため大規模なゲーム開発でよく使用されています。授業では東京ゲームショウ等に出展する作品を制作する際につかわれます。
1年次の後半から東京ゲームショウに出展するためのゲーム企画が始まり、2年次になるとチーム制作が開始し、1年次に学んだプログラミングの基礎を活かしながら制作を進めます。2年次の後半からは就職活動の際に提出するゲーム作品を制作し、3年次より卒業制作が始まります。2年次以降は作品制作の期間がとくに充実しています。
クラス担任制のため、学生それぞれの状況に応じた個別対応ができます。授業では漠然とプログラミングを教えるのではなく、ゲームの中でどうつかうかということと結びつけて説明します。学生とはよくゲームの話をしますが、だんだん開発者目線の会話になってくるのが嬉しく、私自身も刺激を受けます。